色彩の旅

6月12日から18日まで、メゾンはミラノのQuadrilatero della Moda地区で開催するインスタレーションで、職人による製作の舞台裏を公開します。

外から見ることができる画家のアトリエのようにポエティックな建物の中で、「Maestro del Bello」と呼ばれる美の達人が独特の色彩を使って作業する姿を見せるインスタレーションからは、貴重な文化遺産の守り手たちが代々受け継いできたSantoniの伝統的上塗り技術の秘密を知ることができます。

職人技、伝統、メイド・イン・イタリーの卓越性、そして、Santoniを象徴するオレンジ色とマルケ州の景観を移し入れたような心を揺さぶる色彩。Santoniはミラノ・ファッションウィークにあわせて、6月12日(水)から18日(火)まで、モンテナポレオーネ通り6番地のメゾンのブティック前にてこのインスタレーションを開催し、美の創造者たちの手をシンボルとする職人技の素晴らしさを称え、紹介します。

Santoniの真のシンボル。それは手です。

Santoniの真のシンボル。それは手です。世代を超えてノウハウを受け継いでゆく職人の手。形を作り、整え、色を塗り、最後に一つひとつに二つとないアイデンティティを刻み込む手。創造性と情熱を表現できる、経験豊かな熟練の手。

現代のクラフツマンシップのストーリーでは、クリエイティブなプロセスにおけるテクノロジーの活用も、手作業による芸術表現にさらなる深みや正確さ、ロマンチックな雰囲気を与えています。それはまた忍耐力のストーリーでもあります。美を創造する上では、時間も重要な要素。一つひとつの筆づかい、色のグラディエーション、はめ込み細工、カッティングには、忍耐強く待つこととクリエイティブなプロセスが必要とする自然なリズムへのリスペクトが隠れています。そうして時が流れる中で、職人の手によって生み出され、職人独自のビジョンによって照らされた美が形になるのです。

色彩の旅