色彩を楽しむ旅

Santoniは、9月17日から30日まで、ミラノの高級ファッション街クアドリラテロ・デッラ・モーダにインスタレーションを設置し、メゾンのクラフツマンシップの舞台裏を紹介します。

画家のアトリエのように詩的な空間で展開されるインスタレーションは、貴重な文化遺産の守り手たちが何世代にもわたり受け継いできたSantoniの由緒ある上塗り技法の秘密を、美のマエストロと呼ばれる職人たちと彼らが手掛ける色彩を通して明らかにする活人画です。

職人技、伝統、メイド・イン・イタリーの強み。そのすべてが、Arancio Santoniというオレンジ色からマルケ地方の美しい風景の色合いまで、メゾンを象徴する色彩によって結びついています。Santoniはミラノファッションウィークの一環として、9月17日(火)から9月30日(月)まで、ミラノのモンテナポレオーネ通り6番にあるブティックの前で、美という魔法で魅了し続けるマエストロたちの手と技を称え披露するインスタレーションを設置します。

手こそ、Santoniのシンボルです。

形を作り、整え、色付けをし、それぞれの作品に固有のアイデンティティを与える手。クリエイティビティと情熱を表現し、そのノウハウを次の世代へと継承していく熟練のプロの手。

このインスタレーションは、クリエイティブな工程に最新の技術を巧みに取り入れて、一つひとつの芸術作品に深みや精巧さ、ロマンチックなムードをもたらす現代の職人たちへのオマージュです。そしてまた、ペイント、色付け、はめ込み、裁断という作業には各制作工程のリズムに則った時間が必要で、美を生み出すためにはいかに長い時間と忍耐が求められるかも物語っています。つまり美とは、職人の手によって時間をかけて形作られ、整えられ、職人の独創的なビジョンによって豊かさと魅力を与えられるものなのです。